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2006年6月23日 (金曜日)

さようなら、コルサちゃん。

今から9年前、まだ学生だった私の元に、紺色のコルサがやってきました。

それまで、父が7年乗っていたコロナを譲ってもらって乗り回していたのですが、さすがに10年、走行距離8万kmを超えようとしていたコロナにガタがやってきていました。その「ガタ」自体はバッテリーを替えたりすれば何とかなる程度のガタだったのですが、免許を取ってからわずか2年の間に、あちこちの駐車場でぼこぼこと当てまくったコロナの車体は、見るも無残に凹んでいたのです。しかし、学生だったのでお金もなく、「何とかこのままコロナに乗るか、中古の軽でも買うか、はたまた車ナシ生活を受容するか…」と逡巡していたのでした。

そんな時、父が私に「新車を買おう」と告げました。「は?お父さんまた乗り換えるの?(父はコロナを私に譲った後、コロナプレミオを新車で買っていた)」「違う。きくちゃんの乗る車を買ってあげるって言ってるの」と。しかし、父のコンセプトは「日常生活で乗りやすくて安全、しかもトヨタ車限定」だったので、選択は限られていました。父は私の意見もなく、コルサを買うことを決めていました。買ってもらう立場では何も言えないですよね。ただ、車の色だけは自分で決めさせてもらったのです。そのときも、「赤い車は女の子だと思われて、乗っててなめられるからダメ」とか「白は面白くないからダメ」という助言(?)をもらい、結局、綺麗な紺色を選んだのでした。

納車当日。大学からダッシュで家に帰ると、既にコルサがやってきていました。しかし、目を疑う私。「え???何で4ドアなわけ?」「何でって、お父さんやお母さんが乗るにも、お買い物して沢山荷物があるときにも便利でしょう」と父は涼しい顔。「コルサって、4ドアあるんだ…私はてっきりハッチバックが来ると思ってたよ…」「2ドアじゃ、後ろに乗りにくいでしょ」「…そうね」

既にコルサは生産されていませんが、コルサや同型車のターセルは今でもよく見かけます。でも、圧倒的にハッチバックが多いと思います。ハッチバックでこそ、何となく可愛らしい車ですが、4ドアってのはどうしてもオヤジ車を連想させます。とはいえ、コルサに4ドアがないと思っている人は多くて、ある意味では話題性のある車でした。

そんな風に始まった私とコルサの生活。20代まるまるっと、コルサと過ごした9年間。車の運転が好きだった私は、コルサに乗ってあちこちへ出かけてきました。仕事をし始めてからはなかなか休みが取れず、遠出も限られていましたが、それでもあちこちの温泉や京都、大阪まではコルサですっ飛んで行きました。友達だった頃から、ぷくともコルサで出かけて行くことが多くありました。いつも運転は私で、ぷくは助手席。ぷくの言い訳としては「俺にはコルサの運転席が狭いから」「日本車だから」(ぷくは当時右ハンドルだけど外車に乗っていた) まぁ、私は方向音痴なので、ぷくにナビしてもらったら私は運転に集中できる分、ラクなんですけどね。

9年と言っても、所詮は休日しか乗ることができないし、遠乗りなんてごくごくたまにしかできないので、走行距離はちっとも上がっていません。コルサちゃんにも、何の問題もありません。でも、今回ぷくと色々話して、新車を買うことに決めたのでした。明日、新車がやってきます。そして、コルサちゃんは・・・ドナドナになるのです。

人によって車との付き合い方は色々あると思います。私はよく車の中で一人で騒いでいたものでした。怒ったり泣いたりわめいたり頭冷やしたり考え事したり。特に、父が入退院を繰り返している最期の2年間は、車の中で一人悩んでいたものでした。父と母と3人でした最後の旅行となってしまった下呂温泉への1泊旅行も、コルサちゃんあってのものでした。

コルサちゃんのフロントには「おばけのバーバパパ」のぬいぐるみが乗せてあります。そこから、父は私の車のことを「バーバパパ号」と呼びました。(しかも略称:バーバ) 父が自分の車でなくコルサに乗りたい時、「バーバに乗ってもいい?」と聞いてきたものでした。たくさーん、たくさんの想い出を抱えて、バーバパパ号と呼ばれたコルサちゃんが去っていきます。自分の選択ではありますが、やっぱりちょっと寂しいのでした。

Corsa_4

父に、「コルサとの9年間をありがとう。明日新車が来て、コルサちゃんが去って行くよ」と話しかけたら、「次も日本車だろうね?」という確認が聞こえてきました。さて、ぷくときくちゃんは何を買ったのか?新車は明日披露します。

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コメント

>ぷくの言い訳としては「俺にはコルサの運転席が狭いから」

・・・運転席も助手席も、幅は似たようなものでは?
つまり、どっちにしてもぷくちゃんにはコルサは狭い(笑)。

投稿: CHIKAGE | 2006年6月24日 (土曜日) 21時55分

CHIKAGEお姐さま、こんばんは。

・・・どわーっはっはっは。
さすがによくお分かりでいらっしゃる。
そう、ぷくにはコルサは狭かったんです。確かに。
しかし、姐さんのコメントを読んで、ちょっとむーっとした顔でヒゲを抜いております。

投稿: きくちゃん | 2006年6月24日 (土曜日) 22時44分

>しかし、姐さんのコメントを読んで、ちょっとむーっとした顔でヒゲを抜いております。

ぷくちゃんは、もうちょっと論理的で気の効いた言い訳をするように頑張りましょう(笑)。

投稿: CHIKAGE | 2006年6月24日 (土曜日) 23時31分

長い間乗っていた車に別れを告げるのって淋しいですよね。
以前乗っていたバイクを買い替える直前、最期の運転の際に今までにない滑らかなエンジンの回り方をされて、すごくつらかった記憶が蘇りました。

投稿: 地酒星人 | 2006年6月29日 (木曜日) 22時44分

地酒星人さん、コメントありがとうございます。

>長い間乗っていた車に別れを告げるのって淋しいですよね。

そうなんですよね。車やバイクって、思い入れが強いから、余計にですよね。私も最後はだいぶうるうるしていました。

投稿: きくちゃん | 2006年6月30日 (金曜日) 22時54分

投稿: women | 2007年5月15日 (火曜日) 13時58分

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