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2006年9月21日 (木曜日)

汗と涙と忍耐と。

今日、初めて「新司法試験」の合格発表があった。ネットニュースなどでもTOPに出ていたから、目にされた方も多いかと。

弁護士・検察官・裁判官、いわゆる法曹三者になるための突破口は、今までは一回勝負の司法試験に合格しなければならなかった。その合格率たるや3%弱。何万という受験生がいる中で、合格の2文字を手にできるのは、毎年ごく一握り、多くて1500人という試験だった。

一回勝負、そして試験重視では、法曹としての素養や可能性を問うことができないとして、法科大学院構想が生まれた。当初、現在の日本においては、性急過ぎる制度ではと訝しんだものだった。それでも、司法制度改革の目玉として、国の威信を賭けてこの制度を整えることが進められた。そして、2004年4月、法科大学院がスタートした。

まだ発展途上にある(と思わずにはいられない)この制度。そして、並行して続く「現行(旧)司法試験」。まだまだ法曹界を取り巻く状況は改革、変革期にあるのだろう。

でも、試験制度云々ではなく、私はいつも合格発表を見る度にとても切なく思う。この試験に夢を賭け、人生を賭ける受験生たちの真剣な眼差しを思う度に、これだけ頑張っている人たちが、全員報われないことって、一体何なんだろうと。どんな制度であろうと、どんな試験になろうと、この試験を目標にしてしまった人たちは、毎日、汗と涙と惰性とぶつけどころのない怒りや苦しみでいっぱいで、それを耐えて耐えて乗り越えていこうとしているのだ。この事実にぶつかっていく限り、一回勝負だからどうの、2年3年の育成期間があることがどうのと、そう大差ないような気がしているのだ。

そして、こんな変革期の中でも自分を見失わず目標に向かう全ての人に、私は敬意を表したいと思い続けている。

珍しく真面目な話。きくちゃんでした。

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コメント

こん**は。
今朝その記事をみて、うちの母校の合格率が愛知県で一番上、全国的にも高合格率だったので、嬉しくなったCHIKAGEです。
法学部じゃなかったくせにね(爆)。
地方の弱小私立大の割には司法試験の勉強も割りに盛んで、それなりに旧試験制度下でも合格者はいたんですが。

そーいえば、私のクイズ上の後輩で、司法試験受かって、今裁判官してるのがいます。
合格してから司法修習に行くまで、「人生のうちでこんなことができるのは今だけだぁ」と言いながら、髪を青く染めていたのが思い出されます。
あ、ちなみにぷくちゃんのところでお世話になってたんだよ~ん。

投稿: CHIKAGE | 2006年9月22日 (金曜日) 20時47分

CHIKAGEお姐さま、コメントありがとうございます。
>うちの母校の合格率が愛知県で一番上、全国的にも高合格率だったので
そうですなぁ。あそこは、設立が決まってからこの地方では一番頑張っていたのは事実です。
最近になって現行試験の合格者もコンスタントに出ていたしね。

私もこの業界を去って早や1年です。早いなぁ。

投稿: きくちゃん | 2006年9月22日 (金曜日) 23時08分

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